第10回全国大会(山形大会) 開催要綱

全国児童福祉安全委員会連絡協議会 第10回全国大会(山形大会) 開催要綱

 

大会テーマ  「安全委員会方式の新たな展開を目指して」

 

1.開催趣旨

平成28年の児童福祉法改正を受けて平成29年には「新しい社会的養育ビジョン」が取りまとめられた。今後、それに沿って都道府県推進計画を全面的に見直す作業が進められることとなっており、「家庭的養育」の推進と合わせて、乳児院や児童養護施設の多機能化・機能転換、小規模化・地域分散化を進めることが求められることとなる。

子どもの権利条約の精神に則って、家庭での養育が困難な子どもたちにより良い育ちの場を保障していこうとすることについては、社会的養護に関わっている私たちにとっても望ましいことである。しかし、一方で、それだけで大丈夫なのだろうかという不安も大きい。

それは、生活単位が小さくなることが必ずしも子どもたちの成長発達の基盤である安心・安全が保障されることにつながるものではないし、暴力問題が無くなることにつながるものではないのを、誰よりも私たちが痛感しているからである。

では、外からの大きな転換のうねりが押し寄せてきている中で、子どもたちを暴力問題から護り、成長発達の基盤である安心・安全を保障していくために、私たちは何をすればよいのだろうか。

私たちには、子どもたちの成長発達の基盤である安心・安全を保障する仕組みである安全委員会方式を導入して、子どもたちを暴力から護る取り組みを続けてきた実績がある。それは、これからの社会的養護の枠組みの中でも十分に活かしていけるもの、いや取り入れていかなければならないものではないだろうか。

社会的養護の枠組みが大きく転換していこうとしている中、第10回という節目に開催される本大会は、安全委員会方式のこれまでの実践を振り返りつつ、今後の新たな展開や方向性を見出していくことを目的として開催する。

 

2.主催

全国児童福祉安全委員会連絡協議会

主管:全国児童福祉安全委員会連絡協議会第10回全国大会(山形大会)実行委員会

 

3.後援

山形県、山形市、山形県教育委員会、山形県弁護士会、山形県臨床心理士会

山形県児童養護施設協議会、山形県里親会

 

4.開催日時

平成30年10月30日(火)12:30から10月31日(水)12:00まで

(1日目受付11:30~)   (2日目受付8:30~)

 

5.開催場所

大手門パルズ (山形市木の実町12-37 TEL.023-624-8600)

 

6.対象

児童福祉関係者、安全委員会関係者、行政関係者、教育関係者、医師、臨床心理士 他

 

7.参加費

大会参加費 7,000円(資料代含む)

交流会費 7,000円(交流会会場:大手門パルズ)

 

8.参加定員

150名

 

9.参加申込

別紙申込書により、平成30年8月31日(金)までに、下記まで郵送、メール又はFAXにてお申込みください。

申込先 児童養護施設七窪思恩園

〒997-1117 山形県鶴岡市下川字窪畑1-288

FAX:0235-75-2257

E-mail:sionen-7@shionkai.hs.plala.or.jp

 

10.宿泊のご案内

事務局で斡旋紹介はいたしませんので、宿泊については、各自で別紙周辺ホテル一覧を参考のうえご手配ください。

 

11.大会に関するお問い合わせ

全国児童福祉安全委員会連絡協議会第10回全国大会(山形大会)実行委員会事務局

児童養護施設 双葉荘 (担当:庄司、矢口)

〒996-5102 山形県新庄市大字萩野字横根山80番地の1

TEL:0233-25-2018  FAX:0233-25-2019

E-mail :futabaso@bz03.plala.or.jp

 

12.日程

第1日目(10月30日)

 10:30

  ~11:30

 11:30

  ~12:30

 12:30

~12:50

 13:00

 ~14:00

 14:10

 ~15:50

  16:00

 ~17:50

 18:30

~20:30

 

連絡協議会総会

 

受付

 

開会式

 

会長講演

 

シンポジウム

 

パネルディスカッション

 

交流会

 

第2日目(10月31日)

 8:30

 ~9:00

 9:00

 ~11:20

 11:30

 ~12:00

 

受付

 

 

分科会

 

 

閉会式

 

※第1日目の「連絡協議会総会」は会員のみの参加となります。

 

13.大会プログラム

日時 内容
10月30日(火) 第1日目(会場:大手門パルズ3階 霞城)
10:30

          ~11:30

連絡協議会総会 (大手門パルズ3階 霞城)
11:30

          ~12:30

受付 (大手門パルズ3階 霞城前廊下)
12:30

          ~12:50

 

 

 

開会式

歓迎の辞 第10回全国大会実行委員会 委員長

児童養護施設 双葉荘 荘長             荒井  聡

会長挨拶 全国児童福祉安全委員会連絡協議会 会長  築山 高彦

来賓挨拶 山形県子育て推進部長           石山 健一

山形市

山形県児童養護施設協議会 会長                      片桐 弥生

13:00

         ~14:00

会長講演

安全委員会方式の現状と課題

~安全委員会方式導入施設調査の結果について

全国児童福祉安全委員会連絡協議会 会長                  築山 高彦

14:10

        ~15:50

シンポジウム

テーマ 「安全委員会方式のこれまでの10年を振り返り、これからの10年を考える」

シンポジスト

九州大学 名誉教授                   田嶌 誠一

全国児童福祉安全委員会連絡協議会 会長         築山 高彦

児童養護施設 子山ホーム(千葉県) 施設長       森田 雄司

司会 九州大学大学院 准教授              飯島 秀治

16:00

         ~17:50

パネルディスカッション

テーマ 「安全委員会方式の新たな展開」

発表者

1.乳児院における安全委員会方式の展開

乳児院 なかべ学院(山口県) 施設長                   竹川 智子

山形県立鶴岡乳児院(山形県) 院長                  佐藤 雅之

2.里親養育における安全委員会方式の展開

山形県福祉相談センター 副所長                      五十嵐 哲朗

3.社会的養護における子どもの権利擁護と安全委員会方式

阿部総合法律事務所 弁護士                    阿部 定治

コメンテーター

九州大学大学院 教授                     當眞 千賀子

司会

子山ホーム安全委員会 委員長                 水鳥川 洋子

18:30

         ~20:30

交流会(大手門パルズ3階 霞城)

 

 

日時 内容
10月31日(水) 第2日目(会場:大手門パルズ3階 葵/柊・橘)
8:30

            ~9:00

受付 (大手門パルズ3階 霞城前廊下)
9:00

         ~11:20

 

 

 

分科会

〇第1分科会(安全委員会導入施設・自治体向け)

※安全委員会未導入でも参加は可能

(会場:葵)

実践発表とグループディスカッション:

「安全委員会を活かしていくため、続けていくための工夫」

発表者

1.児童養護施設 新潟県若草寮(新潟県)寮長    石橋  一

2.児童養護施設 照光愛育園(愛知県)

家庭支援専門相談員                                         戸高  勉

3.児童養護施設 聖マッテヤ子供の家(三重県)

主任心理士 佐藤 信太郎

コメンテーター

児童養護施設 子山ホーム(千葉県) 施設長      森田 雄司

司会兼コーディネーター

児童養護施設 羊ケ丘養護園(北海道) 園長      大畑 和子

 

〇第2分科会(安全委員会未導入施設・自治体向け)

(会場:柊・橘)

研修:「安全委員会方式の導入に向けて」

1.安全委員会方式についての理解

講師 全国児童福祉安全委員会連絡協議会 会長     築山 高彦

2.安全委員会活動の実際

講師 児童養護施設 岡崎平和学園(愛知県)

施設長  小笠原 寛

司会

山口育児院安全委員会 委員長              紫牟田 和男

11:30

          ~12:00

閉会式

総括コメント

九州大学 名誉教授                   田嶌 誠一

次年度開催県挨拶(岩手県)

 

閉会の辞 第10回全国大会実行委員会 委員長

児童養護施設 双葉荘 荘長                                荒井  聡